柚木麻子氏も「歴史を変える一作」と絶賛!『ウーマン・トーキング 私たちの選択』第95回アカデミー賞 (R) 脚色賞受賞!

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3月13日(月)

2018年に出版され、NEW YORK TIMESブックレビュー誌の年間最優秀書籍に選ばれたミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説の映画化『ウーマン・トーキング 私たちの選択』が、第95回アカデミー賞(R)において、脚色賞(サラ・ポーリー)を受賞した。

本作は監督・脚本をサラ・ポーリーひとりが担当。その脚本が高く評価され、オスカー前哨戦でも数々の脚色賞を受賞した。脚色について、サラは「とても楽しい作業だった」と語る。「もちろん、納屋で何時間にも及ぶ会話が続くのだから、難しさはあったけれど、そんななか叙事詩感と寓話感にこだわりながらストーリーを描いていきました。」叙事詩には、語り伝える価値のある事件を物語として語り伝えるもの、という意味がある。そして寓話は、教訓的な本質的な作品の意図を隠しながら表現される、たとえ話だ。サラは本作で取り上げた語り継がれるべき「事件」を、映画作品として練り上げることで、今の私たちに問いかける。そしてもうひとつ、サラは「納屋での会話が、この女性たちの生きる世界の進歩に欠かせないものであることもポイント」だと言う。「この女性たちがどのように今の世界を取り壊し、新しい世界を創造するのかを模索することが何よりも大切なことであるということを表現しようとしました。同時にどんな風景を描くのかについても、最初から視覚的に想像しながら脚本を書き進めていきました。」


アカデミー賞(R)脚色賞の受賞を祝して新スチールを2枚解禁、さらに、作家・柚木麻子氏から本作へのコメントが到着した。1枚は、納屋に集う女性たちの姿。脚色の手腕を絶賛された、長時間にわたる納屋での話し合いの最中が捉えられている。


もう1枚は、村の子どもたちが畑で遊んでいる場面。納屋の緊迫感とは裏腹に、のびのびとした雰囲気が伝わってくる。女性たちは、納屋で、この子どもたちを守るために話し合いを進めていく。子どもたちの未来は、赦す、闘う、去る、どこにあるのか――。

柚木麻子(作家)コメント
被害者同士の対話が、ふみにじられた尊厳を取り戻す。
次世代への愛と責任、そして希望。この作品をきっかけに数々の名作が産みだされるであろう、
歴史を変える一作。


6月2日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開

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